雑穀の豆知識
最近テレビや雑誌でよく目にする“雑穀”「雑穀って知ってますか?」と聞かれて「何となくわかるけど実際にどういう種類があるかは知らない」という方、結構多いのではないでしょうか?
そこでこのページでは雑穀の種類など意外と知らない雑穀の秘密をご紹介します。
雑穀とは・・・
「雑穀」という場合、広く言いますと「豆類」そして「きび・あわ・黒米・赤米・ひえ・そば・とうもろこし・もろこしえん麦」などを含めて雑穀と言います。
雑穀というと「あわ・きび・黒米」を想像してしまいがちですが豆類以外の雑穀はとても少なく、お料理のレパートリーもあまり多くありません。
雑穀の特徴
あわ
あわとは漢字で書くと(粟)と書きますが栗と読みまちがえる危険性がありますのでご注意下さい。
粟の歴史は長く、日本では縄文時代から栽培され当時は主食だったと言われています。粟という名前の由来は意外と単純で、「淡い風味」ということから来ているそうです。
淡い風味のわりに、栄養価は高くビタミンE・B1・B6や亜鉛、カリウム鉄、ナイアシンなどを多く含んでます。
きび
きびは(黍)と書き、書くのも読むのも難しいです。
黍もかなり前から日本の食文化を支えて来てくれましたが、粟に比べると日本暦は浅いと言われてます。黍という名前の由来もまたも単純で、黄色い実「黄実」が「きび」になったそうです。きびも栄養価が高く、ビタミンB1・B6・ナイアシン・亜鉛が豊富に含まれてます。
ひえ
ひえは漢字で書くと(稗)と書きます。
稗は粟と同じくらい古くから日本人の食文化を支えてくれました。言わば、稗と粟は同期。稗の名前の由来、こちらはまさに単純明快で「冷え」に耐える事が語源となっていると言われてます。稗も栄養価も高く、ビタミンB6・パントテン酸・カリウム・亜鉛・リン・ナイアシンを含んでます。
黒米
その名の通り、黒い種皮をした黒い米です。五穀米を炊いた時に全体が紫色になるのは黒米の色が出ている為です。
黒米には女性に嬉しい栄養素が沢山含まれていて、ポリフェノールの一種のアントシアニン、食物繊維・マグネシウム・鉄分などを含んでいます。五穀米は色に抵抗をもたれる方が多いですが身体に、有難い成分たっぷりなので普段の食生活にプラスしてみてはいかがでしょうか。
赤米
黒米と同様で、赤い種皮をした赤い米です。
現代では黒米よりも馴染みの少ない赤米ですが、じつは日本の米のルーツとも言われる、米のご先祖さまなのです。栄養価は黒米と似ています。ちなみに赤米を米と一緒に炊くと、ほんのり桜色になります。お赤飯の起源は赤米を蒸したものと言われています。
そば
蕎麦は今もなお、多くの日本人を虜にしていますね。上記の雑穀たちとは比べ物にならないほど、日本の食文化に定着してます。
ソバの歴史も長く、東アジアで生まれ、日本には中国や韓国を経て伝わったと言われてます。やはりソバも栄養価が高く、その高さは他の雑穀に比べても極めて高い栄養素の宝箱です。ビタミンB・タンパク質・ミネラル・ルチン・マグネシウム・カルシウムが含まれる非の打ち所のない雑穀なのです。
こうして考えてみると、昔の人は身体にいいものを自然と選んで食べて生活をしていたんですね。
色々なものが進化し、食生活も大きく変った今、成人病の脅威から現代人を救うのは、古来から伝わる大地の恵み、雑穀かもしれませんね。
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